始原はり施術

始原東洋医学とは

自然科学が扱うのは人間にとっての「五感」の世界であり、「五感で認知できない世界」については専門外です。

現代医学は自然科学をベースに、言い換えれば「五感で認知可能な世界」をベースに発展してきました。

有川貞清先生が提唱された始原東洋医学は、この「五感で認知できない世界」に起こる事象を研究して生まれた新しい原点医学です。

始原東洋医学では、「五感」による「感知」との区別をはっきりさせるため、「印知感覚」による「印知」という造語を用いています。以下の説明で文中に登場する「印気」は、「印知感覚」で「印知」した「気」を表します。

当方では、始原東洋医学にもとづく気の調整に特化したはり施術「始原はり施術」をおこなっています。


始原はり施術のイメージ

まずは「望診 ぼうしん」という方法で身体の「大きな気の流れ」と「気の種類」を探ります。

健康な方では、気の流れは足元から頭へと抜けていきます(図-1)。


※右図の矢印は望診中の視点の移動を表していますが、実際にこのようなラインや丸が「見える」のではありません。気滞が存在する場合には「スーッと誘導されてきた視点がそこで止まる」感じを受けます。

病気や「未病」と呼ばれる状態になると、どこかに滞りが生じて動かなくなります(図-2)。

この滞って止まる感じを「気滞 きたい」と呼びます。

気滞が存在している間、体は「治ろうとしている途中の状態」にあります。

次に「切診 せっしん」という診察法で「小さな気の流れ」を追いかけます。

生きている体には「治ろうとする性質」があるので、気滞を消そうとします。

そこで気滞からはスジ状の気の流れが走ります。

この気の走行ルートを「経絡 けいらく」と呼びます(図-3左)。


経絡を追いかけて体表にあたったところに、治療のための刺激点となる「反応点 はんのうてん」を取ります。

原則として反応点はプラス点とマイナス点のペアで現れます。

プラス点にはプラスの刺激をおこない、マイナス点にはマイナスの刺激をおこなうことが治療となります(図-3右)。

経絡と気滞の消失を確認して治療が終わります(図-4)。

気滞は1つとは限りませんし、反応点も多数現れることが多いので、いくつか出てくる場合はそのつど治療を加えます。

【参考】

これは始原はり施術で使用するポインターです。

銅製、アルミ製でペアとなっています。

銅ポインターをプラス点に当て、アルミポインターをマイナス点に当てます。

薄手の服なら着たままでも施術できます。


実際の施術例についてはこちら


始原東洋医学は、はり治療に限定されるものではありません。

「自然治癒力」は病気になったときだけ働くものではなく、「新陳代謝」や「成長」として日夜わたしたちの体に起こっている現象です。この働きを「いのちの働き」として認識するためのツールが印知感覚だと思っています。

Harist=Charist では始原東洋医学を理解実践するうえで不可欠の「印知感覚」をみがき、気・ポインティング療法という形でご提供しています。


「始原東洋医学は『気滞を消去すれば疾病は治癒の方向に向かう、という全医療に共通する治癒の原理』を真実として確信することから出発している」(有川貞清:『始原東洋医学』高城書房、2008年)


「治す」よりも「治る」へ

今抱えている痛み、苦痛。

それを自分の問題として解決したい。

では解決した後は?

残念なことに多くの場合、「また痛くなる」ことが繰り返されます。

「痛くなったら治してもらう」

これは本当の解決にはならないと、私は考えます。

「痛くなっても治ってしまう」

まずはここを目指し、その先にある

「痛くならない」

体づくりを進めていきましょう。


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