気・ポインティング療法がつなぐ絆

一昨日の祭で興奮したのか、はたまた季節の変わり目だからか、明けの4時ごろ娘にぜんそくの発作が出ました。

「ごめん、ちょっと息が苦しい」

と親を起こす娘。

妻が病院でもらった娘用の吸入薬を使ったのですが、すぐに治まるわけではありません。

こういう夜半の発作はこれまでにも何度かありました。

一度、妻の帰省中に発作が起こったときは夜間外来に連れていき、点滴を受けたこともあります。

今回の発作は中程度につらそうでした。

はり治療の往診セットから銅製とアルミ製の1対の「ポインター」を取り出します。嵐のような呼吸音に気の調整で対処しようという試みです。



左の腰、下腹部辺りに寒を感じます。

ポインターを持つ手が左膝の服の上から反応点に当たり、また別の手が背中にたどり着くと経絡の向きに応じて角度が決まります。

しばしその形を維持すると、やがて体から手が離れ、新たな寒を別の場所に感じるようになりました。このようにして下半身の寒を取り、腹部、背部、頭部右側につぎつぎ現れる寒を追いかけ消していきます。

ゴロゴロと姿勢を変えさせながら、まだ痰の絡むような音がのどからしてはいるものの、ポインターを持つ手が娘の体に近づかないようになりました。

「まだひゅーひゅーするけど、ずーっと楽になった」

「ありがとうパパ」


こんなふうにすれば、ぜんそくには鍼灸が有効!という話がしたいのではありません。

ただ自分の仕事が家族の力になるのは、良かったと思えるのです。

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