体を通した哲学

ナチュラリゼーションをしていて思うのは、年齢に関係なく「体の使い方」を意識しているかどうかで現在からこの先が変わるということです。


関節が柔らかくても、体の動かし方に不自然な癖がついてしまうと、ねじれや傾きに発展してしまいます。これが「捻じれた関節を調整してもすぐ戻ってしまう原因」で、整えるべきは「形」としてのゆがみではなく、ゆがみの形成につながる「動き方」ということになります。


ナチュラリゼーションが面白いのは、今意識が向いている体の悩みに直結していそうなワークが必ずしも最短の答えではないという問題に、「赤ちゃんの運動発達」という大きなヒントを与えてくれているからだと思います。


立って行動するという大前提に対して、立つ以前の段階の運動練習をひもといて編まれたワークは、おこなえばおこなうほどに味わい深さを感じます。

三歩進んで二歩下がると言いますか、やり残したこと、できたと思って素通りしてしまったポイントが発見できるのです。

そうやって見つけた「動き方の素材」は、また新たな動きとして今までの不可能を可能に変えていきます。


自分と向き合う。

比喩ではなく、文字通りの意味で体を動かし続ける。

そこに「問い続ける姿勢」が生まれてきます。

痛みの意味。

治療の意味。

重苦しく生きる意味。

それらに「なぜ?」を投げかける。

「自然に存在していたころ」には思いもしなかった事柄です。

体を通して哲学している気分になります。

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